伝熱工学 勉強法
傾向
頻出
- 熱伝導
- 熱伝達
とにかくこの2分野に尽きます。しかし約10年前は熱力学と絡めたものが、2022年度入試では小問ですが熱放射が出題されました。いきなり変化球を投げてくる可能性があるのでマイナー分野の知識も少しはつけておくと良いと思います。熱バランスを使った解法と無次元数を使った微分方程式の解法は確実にマスターしましょう。意識他界系ブログのSN様の解説がわかりやすいのでおすすめです。様々な形状、条件の題材が取り扱われていますが、全体としてはやるべきことはほとんど同じです。基礎を確実に抑えた上で様々な題材の問題を解き、応用力をつけましょう。
参考書
図解伝熱工学の学び方
これだけで十分です。フォントとイラストが古めかしくて一見とっつきにくさがありますが、解説が他のどの参考書よりもわかりやすくて読みやすかったです。公式の持つ意味まで理解することができるので応用力の向上にもつながると思います。
問題集
図解伝熱工学の学び方
はい、同じやつですw 章末問題がいくつかあったので熱伝導とか熱伝達とかの重要そうな部分だけやりました。東大院で問われる、熱バランスを使う問題をメインに載せている問題集は私が探した限りでは存在しませんでした。そのせいで演習量をあまり確保できなかったので不安なまま本番を迎えることになりました。熱バランスを解きまくれる問題集が発売されることを願います。
過去問
できる限り多くの年度の問題を解き、熱バランスを使った解法に慣れましょう。手も足も出ないような問題はほとんど出題されないので、基本的なところを確実に固めておけば安心だと思います。私も問題演習の大半を過去問で行いましたが、それだけでも合格点には到達したので過去問を信じて解きまくりましょう。